当院では、苦痛の少ない内視鏡検査を行っております。

より苦痛の少ない内視鏡検査

経鼻胃内視鏡検査

鼻からの局所麻酔を行い、直径5.9mmの極細の内視鏡を入れていきます。
内視鏡はのどの後ろ側を通りますので、舌の根元には触れません。
このため「オエーッ」という嘔吐感もほとんどありません。
また、これまでの口から入れる内視鏡では、検査中、質問や会話をすることは不可能でしたが、経鼻内視鏡はそれが可能になり、胃のぜん動を抑える抗コリン剤の注射もしないため前立腺肥大症、緑内障、心疾患のある方にも安心です。
終了後すぐ車の運転もでき、検査後早期の飲食も可能です。

のどの局所麻酔のみの経口胃内視鏡検査

これまでの一般的に行われている内視鏡検査ですが、当院では、直径5.9mmの極細の内視鏡を使用しますので、嘔吐感はあまり感じられなく、のどの麻酔のみですので、終了後すぐ車の運転も可能です。
鼻腔に炎症のある方や変形のある方で、経鼻内視鏡が入りにくい方は、この方法が適しているとおもわれます。

鎮静剤を注射して行う経鼻または経口胃内視鏡検査

内視鏡検査に対して恐怖心の強い方や、過去に内視鏡検査でつらい経験のお持ちの方には、ご希望により行います。
持病をお持ちの方で、鎮静剤を使用することは、控えた方がいい場合もありますので、診察の上、ご相談させていただきます。
検査終了後は、3時間ほどベットでお休みいただきます。
車の運転ができませんので、タクシーのご利用やご家族のお迎えをお願いいたします。

大腸内視鏡検査

肛門から内視鏡を挿入して大腸を観察します。
ポリープとは、大腸粘膜に突出した隆起性病変のことで、一般的には、良性のものが主ですが、大きくなると(10mm前後)がん化する可能性のものもあります。
ポリープがある場合には、組織の一部を取って病理専門医のもと顕微鏡でよく調べ(生検)、がんが含まれているか診断します。
あまり大きくならないうちに内視鏡的に切除することをお勧めします。
また、大腸内視鏡検査前の処置として2リットルの腸管洗浄剤(液)をお飲みいただくのですが、どうしても苦手という方には、錠剤タイプのものもご用意してあります。

内視鏡的大腸ポリープ切除術(ポリペクトミー)

大腸ポリープ切除は、通常、検査と同じように内視鏡にて行います。スネア(ワイヤー)をポリープにかけて根本をしばり切除します。
ポリープの大きさ・種類によって異なりますが、内視鏡的大腸ポリープ切除術が日帰りでできます。
ポリープが大きい方、抗凝固剤を服用されている方は、入院が必要になりますので、総合病院をご紹介して切除していただきます。

内視鏡スコープの洗浄について

当院では、日本消化器内視鏡学会のガイドラインに準じ、使用したスコープは、おひとりずつ最新式の洗浄器にて洗浄消毒いたしますので、ピロリ菌やウィルスなどの感染の心配はありません。